ZOROPPE

いつもじぶんにごくろうさん

こういう系のラーメン屋

さっき、ひとりで昼メシを食べることになって、いろいろ迷ったあげく近所に最近できた店でラーメンを食べた。

10人も入れないカウンターだけの店なのに店員が三人もいて手持ちぶさたなくせに水はセルフサービスだったりして、三人とも筆文字看板のロゴ入り黒Tシャツを着て頭にはタオル巻いてたりしてて、胸にはやっぱりウマヘタな筆文字で「ゆーじ」なんて自分の名前が書かれたプレートを付けてたりしてて、メニューには食後のデザートアイスがあったりして、デートなのにアホみたいにどでかいトート持ったハーフパンツの男とaiko似自称してそうなアホみたいな女の学生風情人畜無害なカップル客がアホみたいな会話したりしてて、有線では湘南乃風がかかってたりして、べつに不味くはないけどとくに感動もしない魚介ダシをウリにしてる「こういう系」の無難なラーメン屋。

駅からちょっと奥まった路地の雑居ビルにこういう系の店が現れては消え、また現れては消えを繰り返す「街のショッピングモール化」みたいな現象が、よその街ならいざ知らず、自分の生まれ育った街で起こっているのを目の当たりにするとちと寂しい。

七年後の東京オリンピックの頃には、結局この辺もこういう系の無難な店が乱立してそうな気もするな。