鉄道博物館に行ってきました
こみいった仕事がひと段落し、ひさしぶりに連休がとれたので、箱根あたりの温泉にでも行ってのんびりするかあと思いましたが、埼玉県の鉄道博物館に行ってきました。
ここのところ寝ても覚めても「でんしゃ! かんしんせん(新幹線)!」な息子は、上野から高崎線(しかも大宮まで三十分弱のグリーン車二階席)に乗った時点で小躍りしながらのハイテンション。
しかし、鉄道博物館に到着するとかんじんの展示物は大好きなN700系もE5系もイエロードクターも皆無の、明らかに団塊世代を意識した蒸気機関車や昭和時代の特急列車が居並ぶいぶし銀なノスタルジックセレクションでした。
息子はなにをどう喜んでいいやら、とまどいの表情を浮かべながらみるみるテンションだだ下がり、足早に流し見ながら小一時間ほどでとうとう「かえる……」と言い出したので、最後は併設のセルフサービスレストランで学食風味のぬるいカツカレーをほおばってさっさと帰ってきました。
ごついカメラにリュックサックの見るからにそっち系マニアの方に加え、子ども連れの家族も大勢いましたが、やはり我々から上の世代の人たちの目の輝きが印象的でした。
そんなレトロな空間に私もなにか感化されたのでしょうか、夕方ひとり近所の銭湯へ行き、じいさんたちの異常に伸びきった金玉袋をひとしきり観察してから、帰りにつぶれかけの居酒屋で店の隅のテレビの笑点を眺めながらビールをひっかけて、ここ最近頑張って働いた自分をねぎらいました。