破滅と堕落
読むのにハマって仕事が手につかなくなると怖いので、忙しいときは小説は買わないようにしてたんだけど、最近まんまと西村賢太にハマってしまって、今日三冊目の彼の著書を買ってしまった。
ああ、自由人っていいな。彼の小説を読むにつけ、自分のどこかに隠れた破滅的で堕落的なとある部分が突然もっこりしてきて怖い。けど気持ちいい。こわきもちいい。授業中いつ先生に指されるかわからないときの無意味な勃起みたいな。
そういえば、先だって発表された芥川賞の受賞者はふたりとも私と同い年だ。俺、まだ間に合うのかもしれないな。
もしも息子がこの世にいなかったら、私はいまどこでなにをしていたのだろう。
無性にタバコが吸いたくなってきた。