ZOROPPE

いつもじぶんにごくろうさん

歌舞伎町が好き

今日は午前中に新宿のハローワークへ行きました。

ハローワークへ行く日は歌舞伎町一番街の入口にあるドトールに寄ってあえて喫煙席に座り、日ごろの自分のだらけた生活を戒めるためにも、この街でハングリーに生きる人たちを観察しながら、やさぐれ感を注入することにしています。

ベティ・ブープが背中に刺繍されただぼだぼのジャンパーを着た角刈りのおじさんがひとり席で堂々と歯を磨いていたり、ひらひらの布きれ一枚をうまくワンピースにして着ている南米系の女性が「今日ノ仕事、行ケナイ……(小声で)セーリ、セーリ……」とタバコを吸いながら電話していたりして、ここに来ると毎度毎度、早く家に帰って息子を抱きしめてあげたくなります。

ハローワークは今日も混雑していましたが、三件分の紹介状をもらいました。

そのあとお昼ごろに妻子と小田急で待ち合わせ、レストラン街の韓国料理屋で冷麺と石焼きビビンバを食べて、ヨドバシに行ったりユニクロに行ったりして帰ってきました。一見すると、平日の新宿で買い物をする仲睦まじい親子三人ですが、私がほぼ無職であることはまぎれもない事実です。

そんな不甲斐ない自分に一瞬もの悲しくなったりもしますが、西口から大ガードをくぐって西武新宿駅へ抜けると、どっこいそれがどうした! という気分にさせてくれる(もっくもくの喫煙スペースとドデカいパチンコ屋が目に飛び込んでくる)そんな歌舞伎町が私は大好きです。

家に帰ってきたら、今日は仕事がないのでシナリオのプロットを書こうと思って「図書館に行ってくる」といって家を出て、隣街にあるコーヒーが美味しい喫茶店へ行きました。

ちょこちょことプロットを書いたり、週刊誌(本日仕入れた情報「クリトリスには8000本の快感神経がある・Gスポットは直径約1cm」週刊ポスト)を読んだりして一時間ほどで帰ってきました。