ダシを引く
【2009年9月18日の日記を再編集したものです】
ここのところ、昆布とかつお節を使ってダシを引くのに凝っています。ダシは取るのではなく「引く」というのだそうです。この本にそう書いてありました。
料理のベースとしてすごく重要な部分なのにそのままでは料理になり得ない、ダシのそういう表に出ないけど重要な役割が好きです。
ダシを引いているほんの十分、十五分、昆布の様子を注視したりかつお節のアクを丁寧に取っているときの自分はまさに「無」の境地だなと思いました。嫌なことも忘れてしまうのです。ほんのわずかな時間、こんなことであんがいほんのり幸せになれることに気づいたのです。
たとえば、このままあの頃の嫌な思い出もさっぱり消え去ってくれたらいいのにと思ったりもします。 一度は愛を誓って結婚までしたもの同士が、どうしていがみ合ったり離ればなれになったりしなければならないのだろう。どうして俺はもっと早く、このダシを引く時間に楽しみを見いだせるような余裕が持てなかったのだろうか……
あれ? このダシのちょっぴり塩味はもしかして…… いつのまにかボクチンの瞳からこぼれ落ちた…… な☆み☆だ☆
あと、鶏ハム作りにも凝っています。だまされたと思って作ってみてください。本当にハムの味なんです。美味しいですよ。前妻と離婚した理由は価値観の相違ですからほっといてください。
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