ZOROPPE

いつもじぶんにごくろうさん

2010_0509_3290g

とくにコンクールの締め切りがあるわけでもないのですが、二ヶ月ほど前からぼつぼつとシナリオを一本書いていました。

子供が生まれる(予定日は5月中旬)までには完成させたかったので、連休中にはなんとか……と思っていたものがちょいちょい先延ばしになり、連日のガスト通いによるドリンクバー地獄で自分を追い込みながらようやく昨日の夕方、完成したのです。

今回書いた話は「過労死寸前のファミレスの店長が失踪して海に飛び込む」という内容(前回は主人公の初恋の女性が人妻ヘルスで働いていた話)なのですが「いやいやまったく『産みの苦しみ』ってやつあ、嬉しいやら、つらいやら……」なんて作家気取りでひとくさりして眠りにつこうと思っていたら——

小一時間ほどのウォーキングを終えて帰ってきたばかりでぴんぴんしていたはずの妻が「あ、やばいかも……」といいながら突然の破水。

いったん病院へ行って診てもらい、ひとまず様子を見ましょうということで帰されて家に着いたとたん、陣痛が始まりました。昨日の夜7時頃でしょうか。

それからは妻がうんうんとうなりはじめ、そんな横でおちおち眠るわけにもいかず、ぼくちん、iPhoneでゲームしてたの。

夜10時を過ぎた頃、いよいよ妻が耐えられない、てんでふたたび病院へ行くと、あれ? これ、もうすぐ生まれちゃいますね、ということでそのまま妻は分娩室へ。

前から一度やってみたかった分娩室の外で夫そわそわの巻……をひと芝居打ったりなんかしちゃってるうちに、おんぎゃあおんぎゃあという声が聞こえてきました。

日付が変わって2010年5月9日0時15分——

分娩室に入ると、3290グラムの元気な男の子が一生懸命に泣いていました。

妻も元気でした。とてもとても安心しました。

それからそのあとは深夜のガストで、急遽かけつけた母と生まれてはじめてサシで酒を飲みました。妻が臨月に入ってから願掛けで禁酒していたのですが20日ぶりに飲んだビールはほろ苦モルツでした。

今日はとてもいい思い出がふたつもできました。息子が生まれてきてくれて本当に嬉しいです。

とりあえず明日は就職希望先の面接があるので頑張ります。