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いつもじぶんにごくろうさん

アダプテーション

なんとはなしに昔書いたブログを読み返して、昔と言っても五年くらいのものでたいしたことはないのだけれど百個のうちひとつくらいは、ああ俺なかなかいいこと言ってたな、というのがあってどんだけ自画自賛だよと思われましょうが、それが昨日まで再編集して投稿した旅日記なんですけれども、今の自分でもとても印象に残っている旅でしたいや、家出でした。

今はもうあんな無茶なこともできないのですよね。でも、あのとき無茶しておいてよかったと思っています。悪い金の使い方じゃなかったなと思っています。

最近は旅行らしい旅行もしていません。信念とかなにか根本的なものが大きく変わったわけではないですが、あの頃と今とでは違うことがたくさんあります。

たとえば、仕事の量が減ったので無駄に使えるお金も減りました。それにいま住んでいる街も一緒に住んでいる人も違います。新しい街へ(同区内だけど)越してきて半年以上が経ちましたが、自宅の半径5km圏内をもっぱらバスで行ったり来たりなどするだけでそこそこ楽しめることを覚えました。

そのときそのときの環境で、なんだかんだそれなりに変われるもんです。

適応……順応……調整……

スーパーの陳列棚の「100gあたりの値段」なんて見たことなかったもん。成長してるんだなあ、俺……(自画自賛・二度目)。



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最近観た映画です。

物語の主人公がなにかしらの絶望感を抱えて、それを乗り越えるからこそ観るものにとってはじめて感動が生まれる、という意味では『道』と『ショーシャンクの空に』のラストの感動は対極、対極でありながらもじんわり、と私はキます、二本とも。

一方『アダプテーション』は、そんな不幸な設定や劇的な事件がなくても日常はそれなりにおもしろいものではないか、という考えを持つ脚本家である主人公が、とある脚本原稿の筆がなかなか進まず苦悩し、話を進めるにつれて皮肉なことに試練や事件に巻き込まれて感情をむき出しにせざるを得なくなる、という全体を説明するのはちょっと難しいのですが簡単に言えばちょっとぶっ飛んだお話です。冒頭のニコラス・ケイジのモノローグから始まるシーンだけでもう可笑しくてしかたがなかったのと、出てくる女優さんがみんなきれいでなかなかのいいおっぱいも見られました。初めて観たのですがとても好きな作品のひとつになりました。

アダプテーション【adaptation】 1 適応。順応。調整。 2 小説・戯曲などを改作すること。脚色。 大辞泉より