なんか考えてるふり

日曜日の朝は、平日と同じく7時に起きて喫茶店へ行ってコーヒーを飲むことにしている。

そのころはたいてい妻も息子もまだ寝ていて、息子の大好きな仮面ライダーが終わる8時半くらいに家に戻る。

喫茶店では本を読んだりブログを書いたりする。あとは、手帳を眺めながらこの一週間を振り返って、仕事で疲れた脳みそをつかの間の休日脳にするために、ただぼんやりしたりもする。

自分にとってはこの時間がわりと大事で、そうでもしないと息子と公園で遊んでいるときなどに、ふと焦点の定まらない顔をしてしまい、妻に「仕事のこと考えてるんでしょ？」と言われたりする。

私はハッとして「あ、うん、まあ……」などと返すが、実際は仕事のことだけでなく、これまでの人生のことだったり、これからの人生のことだったり、焼肉食いてーなーとか、あそこにいる奥さんおっぱいでかいなーとか……

ともすれば本当になーんにも考えてないときもあって、そんなときはなんか考えてるほうがかっこいい気がするので、なんか考えていたふりをするのだ。

今日もどこかでなんか考えてるふりをする日曜日が始まります。

【2013年9月1日の日記を再編集したものです】