女になるということ

今朝、妻と息子と一緒に、NHK教育テレビの『いないいないばあっ！』を観ていたとき、私はとんでもない勘違いをした。
突然だが、私はこの番組に出ている「ことちゃん」がとても好きだ。 » いないいないばあっ！ことちゃん（google画像検索）

年端のいかない（12歳の）こんな子を好きだというとちょっとアレだが、決してそういう目で見ているわけではなくて、つまりこういう子を息子の嫁さんにしたいものだなというくらいの好きさ加減だ。

お世辞にも美少女とは言えないが、番組で歌ったり踊ったりする彼女の内に秘めたなにか「憂い」みたいなものを感じさせる表情に「将来、化けるな」と思って初めて見たときから気になっていたのだ。

ここのところ会社に通っていた私は、ことちゃんをひさしぶりに見た。
俺「あれ？　ことちゃん、少し太った？」妻「（まじまじと見て）うーん、いわれてみれば……もしかしたら、女になったのかもね？」俺「え！？」

私はドキンとした。

俺「（動揺して）……母ちゃん、なんてことを！　息子がいる前で……」妻「（ほえ？）……」俺「（なおも動揺しながら）……ことちゃん、まだ小学生だぞ！」妻「……」俺「いくら最近の子だとはいえ、まさかそんな……ことちゃんがこの年で……」

私は、女になってしまったことちゃんを見ていられなくて思わず両手で顔を覆い隠す。しかし指と指のすきまからほんのりと赤くぽっちゃりとふくらんだほっぺのことちゃんをチラ見……

いやん！　やっぱり見れない！（指のすきまをぴしゃりと閉じる）ことちゃんのバカ！　いったい誰と！？　……まさか！　ワンワン！？

俺「子供のころからテレビに出ていると『なにかといろいろ早い』という話はよく聞くけれどもだな……しかし、ことちゃんだけはそんな、杉田かおるみたいな……」妻「！（合点がいって）……父ちゃんこそ、息子の前でなんてことを！」俺「（ほえ？）……」妻「お赤飯のほうよ……」俺「あ！（合点がいって）……なるほど……そっちね……」

と、胸をなで下ろしたのもつかの間、そっちの意味でもまた私は、少しだけドキンとしてしまったのであった。

父ちゃん、ハズイ！　ぽわわっちょん！
こうして書いてみると「あれ？　やっぱオマエ、この子をそういう目で見てるだろ」と思われるかもしれないので念のため言っとくけど、そういう目で見るなら私はやっぱり萬田久子だ。わかったかバカヤロー。